医療ブログ

PRP(多血小板血漿療法)

文責:田中 / 2021年5月26日

メディカルパークでは、子宮の内膜が薄くて悩んでいる方々に再生医療の一種である「PRP(多血小板血漿)療法」を積極的に取り入れています。

このPRPとは、患者さんから採血した血液の中から、再生因子を豊富に含むPRPと呼ばれる成分だけを抽出し、これを子宮内膜に注入する方法です。

国の認可を受けてから約半年が経過しましたが、これまで、延べ人数で41名、施行件数で89件の方がこのPRP療法を受けています。

 

明らかに手応えを感じています。

特に、超音波の計測上は内膜の厚みにそれほど変化が無いように見える方でも、着床率が明らかに改善している印象があります。PRPは今後も世界中で注目される治療になるでしょう。

 

海外でのデータでは治療周期中に2回のPRPを行うことが多いのですが、メディカルパークでは基本的に3回の投与を推奨しています。2回の時に比べて、3回行った方の方が、明らかに内膜の肥厚化が改善し、また着床率も上がっているからです。

ただ、問題になるのは、費用です。メディカルパークでは初回が10万円、2回目および3回目が5万円となっています。3回行うとそれだけで1周期中に20万円もの金額がかかってしまうことになります。

この費用ご負担について、若干の朗報です。

業者さんとの交渉の結果、3回目の金額を4万円に値引きして頂きました。

つまり、今後は、3回で20万円の所が、19万円となります。

僅かな金額ではありますが、少しでも治療を受けやすくなればと思っております。

 

PRPの詳しい情報については、このブログの場で、過去4回取り上げています。

ご参考にしてください。

 

 

PRP(多血小板血漿)療法について | 生殖医療専門医・内視鏡手術技術認定医 田中雄大のブログ (ameblo.jp)

 

PRP(多血小板血漿)療法について② | 生殖医療専門医・内視鏡手術技術認定医 田中雄大のブログ (ameblo.jp)

 

PRP(多血小板血漿)療法について③ | 生殖医療専門医・内視鏡手術技術認定医 田中雄大のブログ (ameblo.jp)

 

PRP続報 | 生殖医療専門医・内視鏡手術技術認定医 田中雄大のブログ (ameblo.jp)

 

※当記事は2021年2月11日付の田中院長amebaブログより参照。