院長のご挨拶

『メディカルパーク湘南』へようこそ!

 メディカルパーク湘南を開設してから、今年でちょうど10年になります。前身の「湘南IVFクリニック」の時代も含めると、12年です。光陰矢の如し。いつの間にか、それほどの月日が経っていましたが、その「いつの間にか」に分院が4つも出来ていました。
「病院を作るからには、トップレベルの医療水準を目指したい。」常にそう思ってやって来ました。いや、本音はもっと単純です。「医師になったからには、一流の技術を持った医者になりたい。」私の全ての動機はそこから始まっています。
 マンガでいえばブラックジャック的な。
 テレビドラマで言えば、大門未知子的な。
 私にとっての「技術」とは、腹腔鏡手術でした。従来大きくお腹を切るのが常識だった手術を、たった5mm程度の穴から差し込んだ細い数本の棒だけで完結させてしまうその技術に魅了されました。その分野のエキスパートになりたいと身悶えしました。そして、その技術の鍛錬を積むために無鉄砲にも大学の医局を飛び出しました。大学病院のレールの上に乗っているだけではダメだと思ったのです。しかし、腹腔鏡手術をやればやるほど、思い知らされたことがありました。「手術だけでは全ての患者さんを妊娠させることは出来ない。」ということでした。腹腔鏡手術を受ける患者さんの過半数は妊娠希望を持っておられる方です。不妊治療を完結するためには体外受精の技術が不可欠だったのです。だから、前身の「湘南IVFクリニック」を作りました。IVFとは、体外受精のことです。これで体外受精が出来るようになりました。しかし、そこはちっぽけなテナントのクリニックだったので、設備が不十分で、肝心の腹腔鏡手術の方が疎かになりました。体外受精も、手術も完全に両立して出来る病院が必要だと痛感しました。だから、このメディカルパーク湘南を作りました。さらに不妊治療で妊娠した方が安心して出産出来る場所も必要でした。だから、分娩設備まで作ることになってしまいました。(こうして振り返ると結構なノープランでここまで来てしまったように思います・・。)
 このメディカルパーク湘南には産婦人科領域の全てがあります。
 不妊治療の分野では、体外受精が。それに加えて、生殖外科手術では、腹腔鏡・子宮鏡・卵管鏡とあらゆる内視鏡手術が可能です。周産期の分野では、鉗子分娩や無痛分娩。医療技術は大学病院に比肩します。また、メディカルパーク湘南は、生殖医療専門医と産婦人科内視鏡技術認定医の指定研修施設となっていますが、この規模で、両方の専門医の指定研修施設に認定されている病院は、全国的にも稀有です。
 確か、10年前の挨拶文では「メディカルパークという名前には、沢山の女性が集まる公園のような場所になれば、という思いを込めた」、と書いた記憶があります。今、メディカルパーク湘南には、毎日200人近くの患者さんが訪れます。体外受精の件数も、腹腔鏡手術の症例数も、県下、いや、全国レベルで見ても有数の実績を誇っています。
 わたしたち医療者は患者さんから学ばせて貰っています。学ぶことは喜びです。これだけの症例数を誇るメディカルパーク湘南は学びの宝庫です。「光陰矢の如し」の後に続くのは、「少年老いやすく、学成り難し」という言葉です。私の「一流」への道はまだまだ道半ばです。少年の時期など、とうに過ぎ、今は中年、次は壮年、そして果ては、後期高齢者ですが、その域に達するまで学び続けたいと切に思います。
 来院して頂く患者様と、両脇から私を支えてくれる職員と、そして帰宅しないでも文句ひとつ言わない家族と、そして、この学びの場を与えてくれるこの病院とに、この場を借りて深甚なる感謝の意を表しつつ、挨拶の言葉とさせて頂きます。
 皆さま、どうぞ、これからもメディカルパークグループを宜しくお願い申し上げます。

2020年9月 吉日

メディカルパーク湘南 院長

メディカルパーク湘南 院長
田中 雄大

略歴

1991年
慶應義塾志木高等学校卒業
1997年
慶應義塾大学医学部卒業
1997年
在沖縄アメリカ海軍病院インターン
1998年
慶應義塾大学医学部産婦人科学教室入局
1999年
川崎市立病院
2000年
大田原赤十字病院
2001年
慶應義塾大学医学部産婦人科教室助手
2003年
大和市立病院
2004年
慶應義塾大学医学部医学博士取得
2006年
矢崎病院
2009年
湘南IVFクリニック開業
2009年
聖マリアンナ医科大学非常勤講師就任
2011年
中国蘭州大学第2附属病院 名誉教授就任
2012年
メディカルパーク湘南へ移転・名称変更
現在に至る

資格

医学博士
日本産科婦人科学会 産婦人科専門医
日本産科婦人科内視鏡学会 技術認定医
日本外科内視鏡学会 技術認定医
母体保護指定医
日本生殖医学会 生殖医療専門医


学会賞受賞

2004年
第20回ヨーロッパ生殖医学学会
最優秀ポスター賞受賞
2005年
第57回日本産科婦人科学会学術講演会
グッドプレゼンテーション賞受賞
2007年
第49回日本産科婦人科内視鏡学会
最優秀ビデオ賞受賞

発表論文

田中雄大 子宮内膜症合併不妊の取り扱いについて 日本エンドメトリオーシス学会誌 2018;39:132-138
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安澤 圭昭、池田 栄里奈、池崎 公彦、田村 俊男、中山 洋、藤田 裕彰、笹森 千春、池澤 有加、浅利 真司、長崎 貴幸、村田 惟、村形 沙織、橋本 修志、田中 雄大
当院における血中ホルモン値E2、P4の値と凍結融解胚盤胞移植成績の関連
日本受精着床学会雑誌 34(1):1-5,2017
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田中雄大 子宮内膜症に対するハイブリッドART 日本エンドメトリオーシス学会誌 2016;37:72-76
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Tanaka Y, Tajima H, Sakuraba S, Shimokawa R, Kamei K. Renaissance of surgical recanalization for proximal fallopian tubal occlusion: falloposcopic tuboplasty as a promising therapeutic option in tubal infertility. J Minim Invasive Gynecol. 2011 Sep-Oct;18(5):651-9.
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Tanaka Y, Tajima H. Falloposcopic tuboplasty as an option for tubal infertility: an alternative to in vitro fertilization. Fertil Steril. 2011 Jan;95(1):441-3.
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田中雄大 他. 当院における卵管鏡下卵管形成術について 日本受精着床学会雑誌.2010.27(1): 343–8.
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Mizusawa Y, Kuji N, Tanaka Y, Tanaka M, Ikeda E, Komatsu S, Kato S, Yoshimura Y. Expression of human oocyte-specific linker histone protein and its incorporation into sperm chromatin during fertilization. Fertil Steril. 2010 Mar 1;93(4):1134-41.
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Tanaka Y, Asada H, Kuji N, Yoshimura Y. Ureteral catheter placement for prevention of ureteral injury during laparoscopic hysterectomy. J Obstet Gynaecol Res. 2008 Feb;34(1):67-72.
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Yoshii T, Kuji N, Komatsu S, Iwahashi K, Tanaka Y, Yoshida H, Wada A, Yoshimura Y. Fine resolution of human sperm nucleoproteins by two-dimensional electrophoresis. Mol Hum Reprod. 2005 Sep;11(9):677-81.
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Tanaka Y, Suzuki N, Takao M, Ichikawa A, Susumu N, Aoki D. Paraneoplastic cerebellar degeneration with fallopian tube adenocarcinoma. Gynecol Oncol. 2005 Nov;99(2):500-3.
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Tanaka Y, Asada H, Uchida H, Maruyama T, Kuji N, Sueoka K, Yoshimura Y. Case of iatrogenic dysmenorrhea in non-communicating rudimentary uterine horn and its laparoscopic resection. J Obstet Gynaecol Res. 2005 Jun;31(3):242-6.
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Tanaka Y, Kato S, Tanaka M, Kuji N, Yoshimura Y. Structure and expression of the human oocyte-specific histone H1 gene elucidated by direct RT-nested PCR of a single oocyte. Biochem Biophys Res Commun. 2003 May 2;304(2):351-7.
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院長の著書 ご紹介

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