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「学会に参加しました」
10月22日から10月23日まで東京で行われた日本IVF学会にて学会発表を行ってきました。
テーマは「SMIによる媒精方法の選択について」です。
精液検査などで患者様にお渡ししている結果の中で「SMI」という数値があると思います。
これは精子の運動性をコンピューターで分析し数値化したもので、精子の状態が良好なほど数値は高くなります。
このSMIと体外受精での受精率の関係を調べ、採卵をした後、体外受精もしくは顕微授精のどちらかを選択する時、この数値が参考になるかどうかを検討しました。
クリニックが開院した時から今年の夏までの体外受精のデータをまとめたのですが、まだまだ検討していく必要がありそうです。
今回初めての学会発表でしたが、院長ならびにスタッフの協力あり無事発表を終えることが出来ました。不慣れな点も多く当日まで緊張していましたが、良い経験になりました。
学会では、日本の不妊治療の現状、他の不妊治療施設での体外受精・培養の技術や工夫、海外での最先端技術などを学ぶことができ、大変良い刺激を受けます。
今回は東北のクリニックでの震災後の対応などの講演もあり、今回の震災の被害を痛感するとともに当院でも十分な対策を講じていきたいと感じました。
今後も現在の不妊治療の情報を積極的に取り入れ、患者様のお役に立てるよう精進していきたいと思います。