乳がん検診

乳がんは、女性ならだれでもかかる可能性があります。
しかし、乳がんは、早期に発見・治療すれば『ほとんどが治るがん』
早期発見の為にも、マンモグラフィは大切な検査です。

メディカルパーク湘南は、藤沢市・綾瀬市の乳がんマンモグラフィ実施指定医療機関です。

乳がんってどんな病気?

乳がんは、乳房の中にある乳腺(母乳をつくるところ)にできる悪性腫瘍で、乳がんの発生や増殖には「エストロゲン」と呼ばれる女性ホルモンが深くかかわっています。特に40歳代後半にもっとも多く発生しています。
乳がんの半分近くが、乳首より上の外側にできます。
乳がんは、女性にできるがんのなかで一番多く、年間50,000人が、乳がんになり、年間約10,000人が乳がんのため亡くなっています。
乳がんは女性がなるがんの中では最も多く、16人に1人の頻度といわれています。
しかし、乳がんに対する関心や受診率はいまだ低く、気付いた時には乳がんが進行していたというケースが少なくありません。
しかし、乳がんは早期発見、早期治療すれば、ほとんどが治るがんです。

乳がんは早期発見・早期治療すれば治癒率が非常に高い病気です。

乳がん死者グラフ

乳がん年齢別死者グラフ

乳がん検診の重要性

乳がんは、乳がん全体で見れば8割以上が治ると考えられています。
早期がんなら完治の可能性もぐっと高くなります。
乳がんは、検診の有効性が世界各国で証明されています。
がん検診を受けずに、がんが進行すれば、つらい症状が出てくる可能性がありますし、治癒率も下がってしまいます。
乳がんは、たった1つのがん細胞が、1cmになるのに何年もかかります。
しかし、1cmから2cmになるにはとても早いです。
1cm以下のがんは診断が難しいですし、早期の乳がんは2cm以下をさします。
その為、乳がんを早期発見するには、2年に1度は検診を受ける必要があります。

早期発見のためにも、乳がん検診はとても大切です。

マンモグラフィ(乳房X線撮影)

マンモグラフィは乳がんを診断する方法のひとつで、乳房専用のレントゲン撮影です。

視診や触診だけではわからない早期のがんを発見するのに有用です。乳がん検診では、これまで乳房の視触診が行なわれていましたが、これだけでは不十分であることがわかり、厚生労働省の指導によってマンモグラフィが徐々に普及してきています。乳がんは30代から増え始め、40代後半で最も発症率が高くなります。そのため30歳からの自己検診と40歳からのマンモグラフィ検診が推奨されています。

乳房のしこり、乳腺からの分泌物などがあればもちろん、症状がなくても40歳以上の女性は2年1回の検診をおすすめします。

マンモグラフィ

マンモグラフィ撮影

マンモグラフィ撮影は、乳房全体がしっかり撮影できるように乳房を挟みながら圧迫して、片方ずつ上下方向と左右方向から撮影を行います。 乳房は立体的なので、そのまま撮影したのでは、乳腺や脂肪、血管などが重なって写り、腫瘍があっても写し出されません。その為、乳房をできるだけ薄くして撮影することが必要になります。乳房の厚みを薄くすれば、放射線被ばく量を少なくすることにもつながります。
マンモグラフィでは、腫瘍の有無、石灰化の有無を調べます。手で触れることのできない小さなしこりや、微小な乳腺組織の変化、早期がん(初期症状)非常に細かい石の粒(微細石灰化)を写し出す事ができます。撮影は15分程度です。

マンモグラフィでは、触診では発見できなかった超早期の乳がんをみつける事ができます。

検査中はリラックスして
体の力をぬいて下さい

体に力が入って、体をこわばらせたり、体が引けたりすると、乳房が十分に圧迫できずに検査の精度が低くなってしまいます。
検査中は、リラックスして、どうしても痛みが我慢できない時は遠慮せず技師に伝えて下さい。


マンモグラフィ

撮影上の注意点
  • 髪の毛は写真に写ってしまい、診断の妨げになります。髪の長い方は束ねていただくようお願い致します。
  • 撮影の際は制汗剤やパウダーなどはよく拭き取って下さい。
    (パウダーが付いたまま撮影すると石灰化病変のように写真に写ってしまい診断に影響することがあります。)
  • ネクレス、イヤリング、ピアス等のアクセサリーは外して下さい。
  • ワンピースではなく、上下分かれた服装でご来院下さい。

以下の方はマンモグラフィ検査を受けて頂く事が出来ません
  • 妊娠中または妊娠の可能性のある方
  • 授乳中および卒乳後6ヶ月未満の方
  • 豊胸手術を受けられた方
  • ペースメーカー、シャントなどを体内に留置している方
  • 乳房手術1年以内の方

※上記に該当される方がご予約された場合、お手数ですが当院までご連絡頂けますようお願い致します。


放射線の被ばくについて

マンモグラフィ検査はX線検査なので、放射線の被ばくがありますが、乳房だけの部分的なもので、骨髄などへの影響はなく身体への悪影響が出ることはありません。1回の画像の撮影で受ける放射線の量は、東京からニューヨークへ飛行機で行くときに浴びる自然放射線(宇宙線)とほぼ同じ量です。マンモグラフィ検査による危険性はほとんどないと思っていいです。それより、撮影によって早期がんが発見できることのメリットの方がはるかに大きいです。


超音波検査(エコー)

超音波検査(エコー)は、人間の耳には聞こえない音を機械から発し、臓器に音を当てて返ってくる反射の様子を画像にしているものです。検査は、乳房表面に超音波を通すためにジェルを塗って、その上からプローブ(超音波を出す機械)をあて、写し出された画像を見ながら診断を行います。超音波は、数ミリの手に触れないしこりを見つけ出すことができます。放射線被ばくを避けたい妊娠中の方、若年の方、乳房の圧迫に耐えられない方、強い乳腺症などで良好な撮影ができない方、頻繁に検査をする必要のある方などに超音波検査が適しています。

超音波検査では、良性の乳腺症やしこりのようなものから乳がんまで早期に発見することが出来ます。

当院の乳がん検診について

当院では、画像撮影と診察日が別日のご予約となります。
先にマンモグラフィーまたは乳房エコーの撮影をしていただき一度ご帰宅となります。
再度、水曜日にお越しいただき専門医より画像診断結果の説明をさせていただきます。
異常が見つかった際には、近隣の専門病院へご紹介をさせていただきます。

なお、当院は検診のみ行っております。
精密検査や治療は行えない為、痛みやしこりなど既に症状を自覚されている方は近隣の専門病院へ受診されますようお願い申し上げます。

マンモグラフィ撮影可能日・結果説明日

マンモグラフィ撮影可能日

月曜日~土曜日(日曜日・当院の休診日を除く)
9:00~11:00 / 14:00~17:30

結果説明日

水曜日
9:00~11:00 / 14:30~16:30

ご予約方法

ご予約はこちら(@LINK)から

クーポンをお持ちの方は、是非、クーポンをきっかけにマンモグラフィを受けて下さい。
クーポンをお持ちのでない方、藤沢市・綾瀬市にお住まいでない方でもマンモグラフィは受けられます。

※ わからない事、不安な事がありましたら、スタッフまでお声かけ下さい。

1人でも多くの方がマンモグラフィの事を理解し、知っていただき、受けていただけるようにメディカルパーク湘南は働きかけていきたいと思います。

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