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新しい子宮頸癌ワクチン

文責:田中 2020年3月25日

このたび、メディカルパーク湘南では新しい子宮頸癌ワクチン「ガーダシル9」を導入します。日本では、子宮頸癌ワクチンには2価のものと4価のものしか認可されていませんが、現在、世界標準の頸癌ワクチンは9価となっており、若いうちにこの「ガーダシル9」を打つことによって子宮頸癌の約90%を予防できます。「〇価」とは何でしょうか?子宮頸癌の原因が、ヒト乳頭ウイルス(Human Papilloma Virus:以下HPVと略します)であることは良く知られていることかと思います。HPVには大変多くの型が存在します。その中で子宮頸癌を引き起こす可能性が高い型は13種類(16、18、31、33、35、39、45、51、52、56、58、59、68型)あります。「ガーダシル9」はこのうち9つの型(6、11、16、18、31、33、45、52、58型)に対応しています。この対応の数が「価」と呼ばれるものです。(6型、11型は「尖圭コンジローマ」という陰部に良性のイボを引き起こすタイプです。)

「ガーダシル9」は先進諸国を初め、世界的に普及している子宮頸癌ワクチンであるにも関わらず、残念ながらいまだに日本では認可されていません。それは既存の子宮頸癌ワクチンの副作用の報道が独り歩きしてしまい、「子宮頸癌ワクチン=悪」というイメージが人口に膾炙してしまったためです。そのほんの数年前には、「子宮頸癌ワクチン=万能」というイメージを作り出して、「頸癌ワクチンを税金でなぜ無償化にしないのか」と、散々批判していたものが、掌返し。その瞬間から世の中の流れが真逆に振れて行くのを肌で感じて、「マスコミの力というのは凄いものだ」と空恐ろしさを感じたものです。

産婦人科医師の中でも「ガーダシル9」を自分で直輸入して打っている「意識高い系」の若い女医さんが多くなっていると聞きます。そういった意味でも安全性には問題は無いと言えるでしょう。(一応、英語ですが、以下添付文書です。
https://www.merck.com/product/usa/pi_circulars/g/gardasil_9/gardasil_9_pi.pdf)
すでに厚労省には認可申請がされているのですが、世論の逆風が強く、いつ認可されるか、不透明な状況のようです。(当初聞いた話では、今年の夏くらいには認可が下りるということでしたが、このコロナ禍でそれすら覚束ないのではないでしょうか。)それを見越してか、最近都内を中心に、専門の業者を通じて直輸入で取り扱う産婦人科クリニックが増えています。メディカルパークでも外来患者さんから、「高校生になる娘がいるので早く打ちたい」などという要望を頂くことが多くなっています。そこで、今回我々も冷やし中華ではありませんが、ガーダシル9、始めることに致しました。注射は3回投与で1回35,000円かかります。合計で10万円を超える事になりますが、御希望される方は電話かインターネットの予約経由でお問い合わせください。

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