院長ブログ

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「少子化対策」

2010年7月09日

パラグアイ戦。残念ながら負けてしまいましたが、いまだ興奮冷めやらない人も多いのでは無いでしょうか。でも、本当に日本代表は頑張ってくれたと思います。PK戦でも、お互いをかばい合い、励まし合うシーンは本当に爽やかでした。

ニュースを見ていると、最初にワールドカップのネタが取り上げられ、続いて参議院選挙の話題が報道されるパターンがお決まりになっています。日本代表のチームワークの良さが報道された直後に、街頭演説で、各党がお互いに非難合戦を繰り広げているのを見せられて、白けてチャンネルを替えた人も多いのではないでしょうか。

本来ならば、「この国の行く末」についての熱い議論を戦わせるべきところが、争点が、「今この国にあるお金をどう使うか」、「どこに分配するか」、「足りないお金をどう賄うか」、など、完全に「お金のやりくり法」に終始してしまうのは残念なことだと思います。しかし、少子化で働き手はいよいよ少なくなり、高齢化で社会保障費はどんどん膨らむ一方、日本が誇る産業も、これだけ諸外国との競争にさらされる現状では、潤沢にお金が生まれる仕組みなど、期待できる訳はないのかも知れませんが。

さて、最近の出産・子育てに対する金銭面での手厚さには、目を見張るものがあると思います。民主党の目玉政策の「こども手当」を筆頭に、分娩出産手当金の増額や、妊婦健診の無料券の大幅増などが行われています。全て、少子化を解消するための政策かと思います。しかし、これほど少子化、少子化と叫ばれる世の中で、なにゆえに不妊治療に日の光が当たらないのでしょうか。ここでは、政治的な事は極力書くべきではないかと思いますが、本当に悔しい思いがしています。もちろん、以前に比べれば、改善されていると思います。特定不妊治療医療助成金という制度ができてからは、体外受精を受けた患者さんは、年間2回までの助成金を都道府県から受けることができます。しかし、この助成金の対象者には、年収の制限があるのです。この年収制限のために、助成金があてにできずに、体外受精にステップアップするのを躊躇している患者さんが、当クリニックにもたくさんいます。一体、医療費の助成金に年収制限を設けることにどんな意味があるのでしょうか?人工授精・体外受精を保険診療に組み込むことは無理としても、分娩手当金の増額より何より、この年収制限を緩くするなり、助成金を増額するなりが絶対に優先されるべきだと思うのです。妊娠できずに悩んでいても、経済的な負担だけを理由に、不妊治療に踏み込めない人がたくさんいるのです。この状況を打開することよりも、効果的な少子化対策などあるものでしょうか?

神奈川県の中で、藤沢市・茅ヶ崎市だけは、県から出る助成金以外に、市が独自に助成金を補助してくれる制度を設けています。この両市には、大きな企業が工場を構えており、恐らく、税収入が比較的潤沢なことが背景にあるのではないかと思います。他の市からこられる患者さんに比べて、藤沢市、茅ヶ崎市出身の患者さんは、不妊治療への取り組み方が、心なしか、非常に前向きで意欲的なような気がしております。これには、「例え体外受精になっても、市と県の両方の助成金があるから、負担が少なくて済む」という安心感がどこかにあるからではないかと思っております。

政治的なメッセージを書くつもりではなかったのですが、つい。

全て、私の主観に基づいて書いたものですので、偏った部分があるかと思います。不快な思いをされる方がおられるようでしたら、ご容赦下さい。

・・・今日の話には、オチが無いですね。申し訳ございません。

「龍馬伝」

2010年7月08日

もうすぐ、武市半平太が死んでしまいます!

NHK大河ドラマ「龍馬伝」を欠かさず見ています。多少劇画タッチな部分はやや引いてしまいますが、毎週、食い入るように見ています。

坂本龍馬と言えば、やはり司馬遼太郎の「竜馬がゆく」でしょう。吉川英治の「三国志」同様、男性であれば、誰もが必ず一度は夢中になる国民的歴史小説と言えます。

私が「竜馬がゆく」を読んだのは、高校2年生の時です。一度読み始めると、引き込まれ、通学の途中にも必ず単行本を携帯して読みふけっておりました。当時、埼玉県の高校に通っていた私は、東武東上線という、超ローカルな電車で通学しておりました。土佐勤王党への拷問など、息詰まる攻防の中、とうとう半平太の切腹の場面に差し掛かかったのは、ちょうど、部活動の帰り、その電車の中でした。友人達が談笑している中、単行本を読みながら、余りの不条理に、私は人目も憚らずハラハラと泣いてしまい、周囲をギョッとさせてしまいました。

先日の大河ドラマでは、半平太が岡田以蔵に毒まんじゅうを差し入れるシーンが出てきました。「竜馬がゆく」の中では、以蔵の口封じのために、毒まんじゅうを食べさせる、という話でした。以蔵はそれを喜んで食べるのですが、彼は元来、異常に強靭な肉体の持ち主で、毒を食らってもケロリとしていた、という展開だったと思います。私も読みながら「以蔵、頼む、死んでくれ。そうすれば半平太が助かる」と念じておりました。しかし、その計画は敢え無く失敗。そして以蔵は拷問に耐えかね、全てを喋ってしまいます。この毒まんじゅうの話が「龍馬伝」の中でも出てきたので驚きました。あれは司馬遼太郎のフィクションだと思っていたからです。インターネットで、「岡田以蔵 毒まんじゅう」で調べてみると、実際にあった話だということを初めて知りました。ただ、真相は、以蔵自身が口封じ計画に感付いて手を出さなかった、ということらしいですが。

予告では、次回の放送で武市半平太が切腹するような雰囲気です。結末は知っているのですが、どうしても感情移入してしまうのは不思議なものです。

さて、素人の私が言うのもなんですが、「龍馬伝」のキャストは素晴らしい、と思います。

福山雅治の屈託無い笑顔は、男の私から見ても魅力的だと思います。何より、香川照之ははまり役だと思います。三菱財閥の創始者になる岩崎弥太郎は、まさにああいう感じだったのではないかと思います。それから、武市半平太の奥さん役の女優さん(名前知らない)。彼女が寂しげに笑う様子は、まさに清廉潔白な半平太の奥さんのイメージぴったりです。

ただ、ただ、残念なのは・・・岡田以蔵の役です。

以蔵役の俳優さん(名前知らない)が、あまりに2枚目過ぎるのです。

これは、がっかりです。明らかにミスキャストです。

毒まんじゅうを食べてもビクともしないほどの鈍感さ加減。これは、あんな華奢な草食系美男子に成せる技ではありません。

では私が岡田以蔵役のキャスティングをするなら・・・。

なんといってもキャイーンのウド鈴木、または、オードリーの春日だと思うのです。あとは、日本テレビでやっている「怪物くん」というドラマに出てくるフランケンシュタイン役のチェホンマン。優し過ぎに見えてしまうきらいがありますが、ほとんど喋らずに、盲目的に主人(怪物くん)に付き従う所が以蔵っぽいと思うのです。

是非、彼らの以蔵が見たかったです。そうすれば、視聴率、もっともっと上がっただろうに。

「予選リーグ突破!」

2010年6月26日

ワールドカップ予選リーグ、昨夜、日本がデンマークに3-1で勝ちました。そして、決勝トーナメント進出を達成しました。ベスト16です。

なんという快挙でしょう。

キックオフは夜中の3時でした。この中継を見るか見ないか、悩んだ人も多いと思います。

私も相当悩みました。

もし負けた場合。

意気消沈どころの騒ぎではありません。奈落の底に落とされてしまいます。無論、極度の寝不足の状態です。試合終了数時間後には、採卵、手術、そして、そのあと100人近い外来予約が待っています。その精神状態で、これを乗り切る勇気はとてもありませんでした。何より、患者さんに迷惑がかかってしまいます。4年前のドイツ大会の悪夢も思い出されました。明け方のブラジル戦。先取点を取ったものの、その後、面白いように点を取られて、あえなく玉砕。夜更かしした意味が全くありませんでした。

私は、睡眠を選択してしまいました。

朝、恐る恐るテレビをつけてみると、どの局も、完全フィーバー状態。

はじめて日本の勝利を知りました。

でも、本田選手のフリーキックは、繰り返しスローで再生されていましたが、やはり、その瞬間に立ち会いたかった!試合を見ていたら、プラセンタ10回分に匹敵する位のパワー貰えたことは間違いなかったのに・・。今日の仕事は異常にはかどっていたことでしょう。

くそー。勝つと信じて、起きれば良かった!

これは、私が日本の勝利を少しでも疑ってしまったことに対する、当然の報いです。太宰治の「走れメロス」でも親友セリヌンティウスは絶体絶命のピンチに至ってもなお、メロスのことをこれっぽっちも疑わなかったからこそ、助かったのです。

バチが当たってしまいました。

それにしても、今回の日本代表の選手同士、監督と選手の一体感は見ていて本当に清々しいと思います。特に、控えの選手が、チーム全体を盛り立てているシーンを見ると、心が洗われます。8年前にはトルシエ監督と選手の相克、4年前には選手同士のコミュニケーション不足みたいなものが繰り返し報道されていましたが、今回のチームはそういうことに全く無縁のように見えます。一人ひとりの力は劣っていても、まとまればその何倍の力も発揮できることを証明したことは、スターを揃えながらも、内部崩壊してしまったフランスと比較すると際立っています。私自身にとっても大変大きな教訓かと思います。

今の若い人達にとっては、ワールドカップは、現実の舞台かも知れませんが、私たち、キャプテン翼世代の人間にとっては、非現実の夢でした。その夢の舞台をこんなにも長く味わせて貰って本当にありがとう。

次はパラグアイ戦。

必ず見ようと思います。ここまで来たら、もう、負けでも勝ちでもどうでもいいです。最後まで彼らの雄姿を見てあげたいと思います。

「がんばれ!にっぽん」

2010年6月14日

4年に一度のサッカーワールドカップが開幕しました。

実は、私も小学生時代、少年ジャンプのマンガ「キャプテン翼」に憧れ、サッカーを始めた口です。以来、高校1年生で椎間板ヘルニアを発症し、戦線離脱を余儀なくされるまで、ずっとサッカー一筋に打ち込んで来ました。

ですので、サッカー競技には相当の思い入れがあります。

私たちが小・中学生の頃には、圧倒的に野球が主流で、グラウンドでも野球部が万事優先で、我々サッカー部はいつも隅っこで練習しておりました。プロリーグすら無い中、日本がワールドカップに出ることなど夢のまた夢でした。4年に一度の予選では、1次予選を通過して、喜んだのもつかのま、最終予選で韓国あたりにコテンパンにやられて万事休す、というパターンを繰り返していたように思います。

1993年のアメリカ大会予選。その夢が、あと1分で現実のものになるところまで来ました。最終予選でのイラク戦、あの「ドーハの悲劇」です。本当に、もう、あと1分の所だったのです。後半ロスタイムに点を入れられ、日本はワールドカップ出場を逃したのです。あの瞬間はテレビの前で茫然自失になりました。

その4年後の1997年フランス大会予選。負けが続いた日本はアジア第3代表決定戦に回りマレーシアでイランと対戦します。期間途中での監督交代などのドタバタ劇もあり、今度もまた駄目か、と半ば諦めていました。しかし、日本は延長戦後半で、劇的な勝利を収めます。「ジョホールバルの歓喜」とよばれるやつです。その当時、私はアメリカ海軍病院でインターンをしておりましたが、寮のロビーの大きなテレビの前で、真夜中、一人感涙にむせびました。

あれから12年。その後日本は自国開催も含め、4大会連続でワールドカップに出場しています。私の子供の頃からすると、信じられないことです。

4年前のドイツ大会の時には、メディアの煽り方がすごかったように思います。とくにテレビ朝日は、中継権を持っていたこともあるのでしょうが、日本の実力を過剰に喧伝し、「予選リーグ突破は当たり前、優勝も夢じゃない」みたいな雰囲気がいつの間にか出来上がっていました。開幕前から相当の盛り上がり方でしたが、ふたを開けてみれば、惨憺たる結果。メディアの力というのは、すごいものだと思いました。太平洋戦争中に国民の臨戦気分を煽るのも、麻生元首相の語彙力を揶揄するのも、鳩山元首相の言葉尻をとらえて揚げ足を取るのも、根は同じです。私たちが日常手にする情報はすべてメディアという人間の手を加えられたものでしか無いことを実感しました。

さて、岡田監督が以前にテレビの対談で言っていたことで、よく診療中に思い出す言葉があります。彼は、横浜マリノスの監督時代、練習場までの歩道で選手が白線をはみ出ることを厳禁したそうです。その理由について、「サッカーの試合中には、『あと数センチでゴールだったのに』とか、『あと数センチ足が出ていればボールに届いたのに』ということがたくさんある。だからこそ、普段の生活から、この数センチのこだわりに命を燃やさなければ駄目なんだ。」と答えています。

含蓄のある言葉だと思います。

医療行為の中でも、「これくらいは良いだろう」とか「こんなもんでよいだろう」という場面は、実は多々あります。そこで妥協をしてしまうと、手術中や、体外受精の移植の瞬間など、本当にち密な精度を求められる場面で結局アバウトになってしまう可能性があるのです。数センチ、あるいは数ミリの差が、患者さんが妊娠するかどうかの境目になってしまうのかも知れないのです。だからこそ、普段の何気無い部分でも常にこだわりを持ち続け、緊張感を保つことが必要だと思うのです。そうは言っても、手一杯になってくると、中々うまく行かないのが、現実ではありますが・・・。

今回の南アフリカ大会。前回大会の反省もあるのか、メディアは比較的冷静に報道しているように思います。日本の実力について、私がとやかく言うのはお門違いというものでしょう。兎に角、日本代表には、意地を見せてもらいたいと願うばかりです。今日はカメルーン戦。このブログがupされる頃には、結果が出ているかも知れません。負けてもいいから、正々堂々、強豪相手に立ち向かっていって欲しいものだと思います。

がんばれ!ニッポン!

「プラセンタ 今そこにある疲れに!」

2010年6月11日

最近ブログの更新がおろそかになっており、すみません。

言い訳がましいのですが、目が回るように1日が終わってしまい、帰宅しても、パソコンの前に座ってみる気にも中々なれません。

要するに、疲れてしまう訳です。

2週間程前のある土曜日。1週間の疲労が蓄積し、朝から足に鉛をぶら下げているような感じでした。

これではとても仕事をこなせない、と思い、とうとう私もデビューしてしまいました。

プラセンタです。

今まで自分で打ったことが無かったのは、単純な理由です。1回で6mlもの溶液をお尻に筋肉注射で打たれる、ということがひたすら恐怖だったことと、最初のうち、「プラセンタなど、科学的根拠の無い暗示に過ぎないに決まっとる」と、馬鹿にしていた手前、今更職員の前で自分が打ってしまったら、沽券(こけん)に関わると思っていたからです。

実際に注射針とシリンジを見た時にはぎょっとして、たじろぎましたが、意外に痛みには耐えられたので、ほっとしました。打ったのは採卵が終わった後、外来が始まる前でしたから、大体8時半位だったと思います。

さて、いつものように怒涛の外来が始まりました。すぐにプラセンタのことなど、完全に忘れてしまいました。通常のパターンだと、お昼を回って、ちょうど体外受精の移植が終わる頃に、どっと疲れた感じに襲われるのが常なのですが、何故か、その日はいつもの「疲れた感」がやってこないのです。肩こりも何故かありません。体が軽い気がするのです。

ふと「何故だろう」と考えてみたとき、「あ、そうだ。朝プラセンタ打ったんだ!」と思い出しました。

気のせいではありません。絶対に。

おかげでその日は外来も多少早めに終わり、患者さんの平均待ち時間も短く、「こんなに早く呼ばれて驚きました。」と仰った方がいたほどでした。

いやー、びっくりしましたよ。

恐るべしプラセンタ効果。

これって、ある意味、ドーピングみたいなものなのでしょうか?

プラセンタは女性がやるもの、という先入観を持っておられる男性の方々、是非お試しを!

ユンケルとか、ゼナとか、目じゃないですよ。

製薬会社もCMでも作ってもっともっと宣伝すれば良いのに。

キャッチコピーはこれで決まり。


「プラセンタ。今そこにある疲れに!」

しかし、プラセンタの供給が現在途絶えてしまったのです。製薬会社の製造工程でのトラブルによる点検のため、出荷がストップしているらしいのですが、大変残念です。

出荷再開は8月位らしいのですが、全く未定のようです。

早く打たせてもらえなければ、私のこのブログ更新もままなりません。

♪ はーやーく来い来い プラセンタ ♪ (お正月の歌のメロディーでどうぞ)

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