院長ブログ

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「最近、妻が本を読んでいます。」

2012年4月06日

本とは、「つれがうつになりまして」。              

詳しくは知りませんが、バリバリ働いていた夫が急にうつ病を発症してしまった、という内容のようです。

普段、ファッション雑誌以外殆ど興味を示さない妻が、よほど面白いらしく、食い入るように読んでいます。 確かに、このストレスが多い現代社会の中、うつ病など珍しい話ではなくなっていると実感します。他人事ではありません。

妻に訊ねてみました。

「その本面白い?」

「うん、すごく面白い」

本から顔も上げずに返事だけ返してきました。

「どうする?オレがいきなりうつ病になっちゃったら?」

「うーん、そしたら私も本でも書こうかなー」

「・・・」

いや、そういうこと訊いたわけじゃないんだが・・・と思いつつ話をつなぎました。

「へー。タイトルどうするの?『つれがうつになりまして part II』なんて、2番煎じで受けないんじゃない?」

「何言ってんの。そんなタイトルつけるもんですか。」

「じゃあ、どうするの?」

「そうだな~」                       

                                                                                                 

妻はちょっと考えていました。

「あ!良いの思いついた!」

「どんなタイトル?」

「『つれがうつになったので、元つれになりました』あーいいねぇ!これで行こう!」

切り捨てるのか・・・

「ブログの更新をさぼっておりました」

2012年3月30日

長らくブログの更新をさぼっておりました。

理由は2つです。

1つ目は本の執筆です。

半年ほど前に幻冬舎の方からブログの内容を題材に本の出版の話を頂きました。

最初は軽い気持ちで引き受けたのですが、足を踏み込んでみると、そんな甘いものではありませんでした。特に、不妊治療の内容にまで踏み込んだ本となると、中途半端なものは造れません。

結局、編集部の人には「使える部分はごくわずかしかありません」とダメ出しされ、殆どの部分を新たに書く事になりました。締め切りがあることは分かってはいたのですが、子供の夏休みの宿題と同じでギリギリまで引っ張ってしまい、最後の追い込みで多方面に多大な迷惑をかける事になってしまいました。幻冬舎編集部の海老根様、文山様にはこの場を借りて御礼申し上げます。

本の題名は「不妊治療の最新治療戦略」といいます。不妊治療をしている人にも止めてしまった人にとっても、何かしら得るものがあれば、と思って書きました。クリニック受け付けにもおいてありますので、もしも興味がある方はお問い合わせください。

さて、発売翌日。

湘南台にある「文華堂」という本屋さんに寄ってみました。色々な本に混ざって自分の本がちゃんと棚に陳列されているではありませんか!これは感動でした。何かじんわり嬉しくなりました。

 

2つ目が電子カルテです。

震災後の停電騒ぎを受け相当迷いましたが、新病院への移転に合わせて導入を決定しました。

これがクセモノでした。今まで何でもなかったたった1つのオーダーでも物凄い手間が生じてしまうのです。

数週間、頭の中が常に爆発寸前でした。

最初のうちは電子カルテを我々のやり方に合わせようともがいていましたが、ある時点から「我々が電子カルテに合わせるしかないのだ」と悟りを開きました。そしたら、フリーズしてもエラーが出ても余り腹が立たなくなり、紙の時には面倒だった作業も確かに随分楽になる部分も発見できたりして、最初の頃はスマートフォンと同じくらい嫌いだったものが、「なんだ、お前、意外と良いとこ有るじゃないか♡」という感じになって来ています。

というわけで今回はおよそ2ヶ月ぶりの更新になります。勉強と同じで、一度さぼってしまうと、中々戻れなくなるものです。これからはまた少しずつ更新できればと思っております。

「名前が替わります」

2012年1月04日

湘南IVFクリニックは、H24年5月より、移転いたします。

内視鏡専門病院の設立は、私の兼ねてからの夢でした。生殖外科手術と不妊治療の融合、そして産科医療の導入。病床数17床と規模としては、大変小さなものですが、新病院の設立によって理想の産婦人科医療に漸く辿りつけそうな気がします。

ここまで来るには、相当な紆余曲折がありました。綿密な計画も無しに医療の理想論ばかり振りかざす徒手空拳の若造に、銀行が振り向いてくれる訳も無く、最初のうちは何度も大きな挫折も味わいました。この歳になって、現実の社会の厳しさというものを勉強する事になりました。

さて、引っ越しを控え、これからやることが山積みで、中々手が回りません。その中にクリニックの名称の問題がありました。「IVF」とは体外受精の事を指します。職員の中では「診療内容が大きく変わる訳だからこれを機会に名称も替えるべきだ」、「分娩を取り扱うのにIVFという名前は如何なものか」という意見がありました。しかし、私は移転しても名称はこのまま替えるつもりはありませんでした。不妊治療をした事は、隠す事でも恥ずかしい事でも、全くありません。胸を張ってこの名前のままで行こうと決めていました。広告や看板の書き換えも大変になるでしょうし、何より、新しい名称を考えだすのが面倒くさいとも思いました。

しかし、分娩予約の受付を始めてみると、患者さんからの抵抗感が想像以上に強かった事に驚きました。「ここでこのままお世話になりたいのですが、『IVF』という名前がちょっと・・・」「母子手帳にIVFという名前が入ってしまうと、周囲にバレてしまう。」「名前を替えてくれたらここで産みたいと思います。」などなど・・・。

これには弱りました。最後には根負けした形で、仕方なく名称変更をすることを決めました。それ以来、日夜頭をひねることになりました。お風呂の中で、トイレの中で。色々考えてみましたが、どれもこれもありきたりで新鮮味に欠けました。だんだん自暴自棄になってきて、こうなったら「洒落狙いだ」ということで、こんな候補を考えました。

      「D’kir Shonandai」(デキールしょうなんだい)

      「Naor  Shonandai」(ナオールしょうなんだい)

      「Uma=RAIL  Shonandai」(ウマレールしょうなんだい)

早速院内で披露してみました。職員の反応は、というと、最初は難解なラテン語か何かからの引用かと思って神妙な顔をして黙っているのですが、実は唯の語呂合わせだと分かるや否や、猛反発に逢いました。結局、名称を院内で公募することになりました。(1人3つ以上の候補を義務として、採用者には、商品券の御褒美をつけました。)そして、12月に入り、ようやく決定しました。

「Medical Park 湘南」

湘南IVFクリニックは「Medical Park 湘南」として、新たに再出発致します。これから妊娠を望んでいる方。これから出産予定の方。内視鏡手術を受ける為に紹介されて来る方。ただの検診目的で受診される方。「Medical Park」という名前には、この病院が全ての患者さんの憩いの場所になれば、という私達の願いが込められています。(候補の中には、何故か、私の妻の名前を病院名にしたものが複数ありましたが、当然採用しませんでした。)

時々、私も工事現場に足を運んでみます。行くたびに風景が変わっていて、着々と工事が進んでいる様子が良く分かります。どんなに体が疲れている時でも元気が湧いてくるようです。その効果の程は、もしかしたらプラセンタ以上かも知れません。

この病院が、皆さまの信頼を付託するに足るものになることを願って止みません。H24年4月中旬以降、業務移転に伴って、診療時間の短縮などを予定しています。随時、ホームページ等で御案内をして参ります。一時的に御迷惑をお掛けすることになるかと思いますが、御理解の程、宜しくお願い申し上げます。

「子供は残酷」

2011年12月26日

最近、海外から内視鏡手術を受けに来られる患者様が徐々に増えています。当院の手術関連の論文が、英文医学雑誌に掲載されたことなどの影響でしょうか?情報社会の発展とは、国境も言葉の壁も一瞬で何も吹き飛ばしてしまうものなのだと、改めて実感します。勿論、海外からこんな藤沢くんだりまで、わざわざ手術を受けに来て頂くのは、大変名誉な事には違いありません。毎回、相当緊張もしますが。

さて、家庭内では、父親として、夫として、自己の尊厳を保つためには、こうした事実を殊更にアピールする必要があります。妻の場合はよほどの事が無いと心を動かしてくれませんが、子供の場合は多少誇張が入っても素直に受け止めてくれる事が多いです。

昨日の食卓にて。

私「お前達、知らないだろうけどな、お父さんは意外に凄いんだぞ!お父さんの手術を受けに外国から患者さんが来るんだから。」

息子「本当?どんな国から来るの?」

子供達二人の顔には、明らかに尊敬の眼差しが浮かび上がりました。

私「そうだなー、アメリカとか。」

娘「沢山来るの?」

私「あーそうとも!沢山来るよ!」

息子「沢山ってどれくらい?千人以上?」

私「いや、そこまではいないよ・・・」

さっきまでの勢いがちょっと無くなってしまいました。

息子「他の国からも来る?」

私「あー来るとも!」

再び胸を張って威勢よく答えました。

息子「北チョーセンからも来る?」

私「いや、それはさすがに無いなー。」(将軍様が死んで国民はそれどころじゃないだろうし。)

この段階ではまだ余裕がありました。

娘「じゃあ、スペインは?」

私「スペインか?スペインから来た人も今までいないな・・・」(そういえば、娘が最近、クラスのお友達でスペインに引っ越した子がいるって言ってたな・・それで覚えていただけだろう?)

少しムッとしている自分に気付きました。

息子「ギリシャは?」

私「いや、ギリシャもいない」(なんでギリシャなんだ?財政破綻のニュースで出てきたから覚えていただけだろう?ギリシャ国民はそれどころじゃないはずだぞ。)

大分イラッと来ました。

息子「じゃあ、タスマニアは?」

私「はあ!? タスマニアか?いや、いないけど・・」(なんでタスマニアなんだ?大体それ国じゃないだろう?この前、ファミレスでタスマニアビーフ食べた事覚えてただけだろ?お前達、いい加減にしろ!)

息子・娘 「なーんだ、つまらない」

(そんな所ではハモるな!)

子供というものはなんと残酷なのでしょう。

「指顔さんたち」

2011年12月19日

ファイル 105-1.jpgファイル 105-2.jpg

昨夜は手術が長引いたこともあり、昨日は9時過ぎ位から爆睡してしまいました。

今朝のこと。

朝起きた時から、何か右足の甲がひりひりする感じがします。

それほど気にはしていなかったのですが、寝ぼけ眼で靴下を履こうとして足に目をやった瞬間。

「な、なんじゃこりゃー!!!」

右足の甲には、ちょっとスリムなドラえもんやあんパンまんが、そして足の指には5人の屈託ない顔が満面の笑みでこっちを向いています。ウインクしている子までいます。

私が寝ている間に誰かが悪戯したに違いありません。

ひりひりの正体はこれだったのです。しかも油性マジック。拭いても落ちやしません。許せません。

息子に向かって「おい、これは何だ。お前の仕業か!?」

「違うよ!」

息子は濡れ衣だと言わんばかりにぶんぶん首を横に振りました。ちょっとうつむき加減で笑いをこらえている様に無性に腹が立ちます。

今度は娘に向かって「じゃあ、お前か?」

全く同じリアクション。

確かに、子供にできる芸当ではない。

奴だ、奴に違いない。

しかし、すでに妻は仕事に出ていて怒りのやり場がありません。

またの機会の糾弾を誓いつつ家を出ました。

さて、クリニックに着いて手術着に着替えようとした時。

靴下を脱いで改めて良く見ると中々上手に描けているものです。特に中指と親指の子の表情には何となく癒されます。でも、ドラえもんの耳がちと大きすぎないか?

じっと観察しているうちに色々と感心してしまい、怒りを忘れてしまいそうになって、ハッとしました。

油性とはいえ、数日中には消えてしまうことでしょう。そしたら、この笑顔達ともおさらばです。ちょっと寂しい気が。そこで、写真に撮って証拠を残しておくことにしました。

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