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息子が病気です!

2019年3月25日

大変です。
今度は高校生の息子が病気です。医者の勘ってやつです。私には分かるのです。

どうも、突発性難聴を発症しているようなのです。我々の業界で「トツナン」って呼ばれるやつです。ここ数か月どんどん進行しています。

症状にはムラがあるようですが、確実に進行していることは間違いなさそうです。
私の言葉も段々耳に入らなくなってきています。

「おい、明日学校あるのか?」
「・・・」
「おい、勉強してるのか?」
「・・・」
「お前、将来どうするんだ?」
「・・・」
「飯食ったのか?」
「・・・」

ただ、母親の声は耳に入るようです。そこから推測するに、周波数が高い音域に対しては、息子の内耳機能はまだ保たれているようです。

そして、息子はとうとう補聴器と思しき器具を、両耳に装着するようになりました。寝ている時も、食事をしている時も、四六時中のべつ幕無し。最初はイヤホンでWALKMANを聴いているのかと思いました。しかし、あれは絶対に違います。だって、イヤホンのコードがスマホに繋がっているのですから。スマホと連動した補聴器なのでしょう。多分、無料の補聴器ソフトをダウンロードして使っているのだと思われます。

しかし、この補聴器が大変な粗悪品なのです。だって、補聴器を装着していると、聞こえが良くなるどころか、トツナンが更に酷くなるのです。今日も、私が近づくと、息子は慌てたように補聴器を耳に突っ込みます。そして、あの補聴器を装着したら最後、息子の耳元でいくら大声を張り上げても、振り返る気配すら見せませんでした。

トツナンはストレスが主に原因と言います。学校でいじめにでもあって無ければ良いのですが、と、心配が募る今日この頃です。

娘が病気です!

2019年3月11日

大変です。
中学2年になる娘が病気になったようなのです。
妻などは気付いていないようですが、私には分かるのです。
「医者の勘」ってやつです。

ほら、あれです。
ちょっと前に流行ったドラマ。TBSの「大恋愛」ってドラマの戸田恵梨香の病気です。「若年性アルツハイマー病」ってやつです。間違いありません。

だって、最近おかしいのです。段々、娘は自分の事が判らなくなって来ているようなのです。

私「おい、そろそろ試験の時期だろ?期末試験はいつからなんだ?」
娘「わかんない。」

私「そろそろ春休みだろ?休みいつからなんだ?」
娘「分かんない」

私「今日は何時に帰ってくるんだ?」
娘「分かんない」

私「お前、将来どうするんだ?なりたいもの何か無いのか?」
娘「分かんない」

万事この調子なのです。これ位ならまだ、疑いだけで確定診断には至らないでしょう。でも最近、明らかに病状が進行しているのです。

「学校で友達出来たのか?」⇒「分かんない」
「夕ご飯食べたのか?」⇒「分かんない」
「明日月曜日だけど学校あんのか?」⇒「分かんない」
「もう風呂入ったのか?」⇒「分かんない」

自分がメシ食ったかどうか、お風呂に入ったかどうか、それすら覚えられないのです。曜日の感覚すら名のです。もう、やばいです。これを認知症と言わず、何と呼ぶのでしょう?

恐らく、遠くないうちに、彼女は自分の父親すら認識できなくなるのではないでしょうか。

その予言が、徐々に確信に変わりつつあることを感じる今日この頃でございます。

日本再生計画

2019年2月06日

湘南台に「西輝家」というラーメン屋さんがあります。「にしきや」と読みます。
所謂「家系ラーメン」です。家系ラーメンというと、こってりしていて、若い学生さんや、体格の良いガテン系の男性の御用達というイメージがありますが、ここのラーメンは味が優しく、食べやすいので、私も頻繁に行きます。女性にも人気のようで、昼時ともなると大抵行列が出来ています。

先日、お昼に行きました。
店長さんはお休みのようで、EXILEのパフォーマーっぽい感じの背の高い店員さんが厨房を取り仕切っていました。偶然、一つだけ空いていたカウンターに座れました。両隣とも混雑していたので、迷惑にならぬよう、荷物はカウンターテーブルの下に設置してある荷台に置いて、場所を取らないように注意しました。
ここのお客さんはみんな礼儀正しくしっかりしています。食べ終わったらどんぶりと水のコップをセルフでカウンターに戻して、軽く布巾で机を拭いて、「ごちそう様!」と大きな声でお礼を言って出て行く人が大多数です。私もこの自然発生的なオキテは必ず守るよう、いつも注意しています。

さて、その日の夜の事です。コンビニに車を止めて、財布を持って店内に入ろうとした時でした。財布が、見当たりません。探しても、探しても見当たりません。シートの下にも、ダッシュボードの中にも、ポケットの中にも。見当たりません。脇汗がドッと出て来た瞬間に思い出しました。

「西輝家だ!」

カウンターテーブルの下に財布を置いた、あの時です。その後、お店を出る時のオキテに気を取られて完全に忘れたに違いありません。もう6時間以上経っています。絶望的でした。クレジットカード、キャッシュカード、免許証、専門医カード、コツコツ貯めたnanakoカード・・・いろんなことが頭の中を駆け巡ります。でも一縷の望みを・・・震える指で番号調べて電話しました。

「あの、今日お昼にそちらで財布を忘れたかも知れないんですけど」
「どんな財布でしょうか?」
「茶色で、ファスナーがついています。」
「それでしたら、お預かりしております。カウンターの下に忘れてましたよ」
「あ、あ、あ、有難うございます!すぐに取りに伺います!」

こうして、お財布は無事に戻ってきたのでした。
翌日、妻に命じて菓子折りを持って行かせました。(恥ずかしくて、自分ではとてもじゃないけど行けませんでした。)

それにしても、日本という国は本当に素晴らしい国だと思います。これだけの道徳心に溢れたこの国に生まれて、つくづく良かったと思います。

でも、この伝統と文化は何時まで続くのだろう?と思ってしまうのです。ここまで少子化が進んでしまって、どんどん日本人が少なくなって、ヨーロッパ同様、外国からの労働力をあてにしなくてはならなくなって、実際、最近法律が改正されて。

そして気づいたのです。
神聖で、そして崇高な、自らの役割を。
そうです。私は生殖補助医療の専門家です。妊娠させることが生業の職人です。

オレ頑張る⇒妊娠もっと増える⇒日本人もっと増える⇒財布もっと戻ってくる

これこそ、日本再生への完璧な方程式ではありませんか。

西輝家さん、EXILEのお兄さん、有難う。
明日からの仕事の糧を貰いました。

(ほとぼりが冷めるまで暫く行けませんが。皆さん、私の代わりに行ってみてください。)

「私を変えた魔法の言葉」

2019年1月22日

「私を変えた魔法の言葉」
以前に、たまたまテレビで、こんな番組をやっていました。
仕事で成功した人が、飛躍のきっかけや、転帰になった言葉をエピソードを交えて紹介する、という流れでした。

営業成績が大変不振で社内で追い込まれていた営業マンが、「もう十分頑張ったじゃない。やりたいことをやれば良いんじゃない?」という妻の一言で、開き直って、退職して長野で農業を始める話。プロ野球の選手が、万年2軍で目が出ないでいる時に、実家の母親から「いつでも戻ってきて良いんだよ」という一言で、一念発起して、スター選手にまで登り詰める話、等々….。

どれも心にジワっと染み込む良い話でした。

今の自分を変えてくれる、そんな魔法の言葉、私にも誰かかけてくれないかな・・。
なんてぼんやり思っていたら、その機会が訪れたのです。
やっぱり魔法をかけてくれたのは妻でした。

数か月前、また些細な事で妻ともめました。
展開の詳細はもう記憶しておりませんが、多分下記の如く。

妻がNHKの仕事の流儀か、TBSの情熱大陸かなんかで所謂「名医」のドキュメントを見る
⇒妻がため息をつき始める。
⇒私が「俺だって十分頑張ってるじゃないか」と弁明する。
⇒妻が「あんたにもこのお医者さんの爪の垢を煎じて飲ませたい」位の悪態をつく
⇒私も「俺にこれ以上何しろってんだ!」と逆襲する。

その時に妻が言い放った言葉。

「あんたさ、悔しかったら過労死でもしてみろよ!」

よーし、やってやる。
やってやろうじゃないの。
以来、俄然火が付き、仕事に対するモチベーションが最高潮に。
妻には、もう、感謝しかありません。

という訳で、2019年もこんな感じで頑張ります。
宜しくお願い申し上げます。

下町ロケット2

2018年12月25日

「下町ロケット2」を毎週楽しみにしています。前作の「下町ロケット」や、一世を風靡した「半沢直樹」も、原作を先に読んでいたので、テレビのドラマ版は見ても大した感動は無かったのですが、今回は原作読まずにドラマから入ってみました。いや、感動します。毎回ほぼ必ず泣く。展開が読めてしまっても泣く。阿部寛カッコ良すぎ。そして神田正輝悪過ぎ。

惚れた腫れた、の恋愛要素が皆無であること。
仕事に情熱を燃やす男たちの純粋さ。
この2点が高視聴率の原動力に違いありません。

ただ、もう一つ。
見逃せない背景があるように思うのです。

ドラマの舞台の佃製作所は、完全なブラック企業です。新潟県まで行って田植えの手伝いはさせられるは、たまの休みと思ったら社長の趣味のボーリングに付き合わされるわ、果ては、職場に寝袋持って泊まり込んでギアを磨きあげるわ。もう散々な目に合っています。全社員が昼夜問わず働いています。今日の放送でも、いつもたった一人だけ定時に帰宅する「軽部」という技術者が、周りの同僚から白い目で見られ、村八分になるシーンが出てきました。その軽部さんも、実は立派なブラック従業員で、病弱な子供の送迎の為に定時に一時帰宅しているだけで、こっそり夜中に職場に戻ってきて、人知れず研究に没頭している、というオチなのです。「働き方改革」がこれだけ叫ばれる中、もうこれは立派な犯罪レベルです。なんで労基署や野党がTBSに抗議しないのか、不思議でなりません。

皆さん、もうそろそろ認めようではありませんか。
我々日本国民は老若男女、すべからく、「もっと働きたい」という欲求を持っているのだと。
「プレミアムフライデー」、「働き方改革」、「ゴールデンウイーク10連休」等々・・・
こんな現実に窮屈な思いをしていることを。
でもその本音を誰にも言えない鬱憤を佃製作所の社員達に投影していることを。

このドラマを見ていると、元気を貰えます。
そして、私も自分に言い聞かせるのです。

俺が仕事で家を空けるのは、医療を通じてより良い社会を作るという崇高な使命のためなのだと。

家にいるとウザがられて、妻から追い立てられる為では無いのだと。

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