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背筋が寒くなるお話

2017年6月12日

今日は背筋が寒くなるお話を。

 

いつも通る道の脇に小さな空き地があります。雑草がはびこることもないところを見ると誰かが手入れしているのだと思います。その空き地の中に道路に面して1本大きな木が立っています。何の木かはわかりませんが、3m以上はある木です。葉っぱが生い茂っています。

 

最近、その木の脇を通る度に、かすかな音が聞こえるのです。

 

「プチプチプチプチ・・・」

「カサカサカサ・・・・」

 

最初は風で葉っぱが揺れる音だろうと思っていたのですが、通る度、いつもその音がします。暫く立ち止まって見ていても、どう見ても風で枝葉が揺れている様には見えません。そして、気のせいか、日を追うごとにその音が大きくなっていくように思うのです。

 

「プチプチプチプチ・・・」

「カサカサカサ・・・・」

 

聞いていると、水が滴るというか、水が跳ねる音のようにも聞こえます。もしかしたら湧水でもあるのかしら、と思って、そこらの地面を覗き込んだりしてみたりもしましたが、湧水らしきものはありません。鳥が木の中にたくさん住みついていて、それで音を立ててるのかしら?そんなことも考えました。そこで小石を木に投げ入れてみました。中からワッと鳥が飛び出してくるかと思いましたが、全く何も起こりません。中に鳥が巣食っているとは考えにくい。

 

「プチプチプチプチ・・・」

「カサカサカサ・・・・」

 

今日も、あの音は続いています。

連日、そこで足を止めて、暫くこのミステリー解きに頭をめぐらすのが、毎日の日課になってきました。

 

そして数日前。

枝を眺めていたら、二つの事に気づきました。なんだか、葉っぱが以前より少なくなっているように思うのです。この緑萌える5月に不思議な事です。それから、木の幹辺りの地面を見ると、そこらの草の葉の上に、大量の黒い粒が散乱しているのです。髪の毛のフケみたい。花粉?何かの実?じっと見ている間にもその黒い粒がぽとぽと上から落ちてくるのです。なんだこれは?そのままじっと木の葉っぱに目を凝らしてみたら・・・・

 

なんか線みたいなものが葉っぱに並んでいます。毛が生えてます。

 

それがこの写真です。

分かりますか?これ大量の毛虫です。何万匹もいるのではないでしょうか。

そう、あの音は毛虫が葉っぱを食い尽くす音。そして、黒い粒は毛虫の糞。

 

もう逃げるしかありません。体がかゆくなってくる。

 

そして、今日のもう一枚の写真。完全に葉っぱが無くなって、枝だけになってしまって無残な姿をさらけ出す木。この木は枯れてしまうのでしょうか?

 

いや、昆虫ってすごい。その生命力がキモい。

でも、これでミステリーは解決しました。

 

二つ疑問が。

    木を食べ尽くしたこの毛虫どもはこれから何処に向かうのでしょう。

    こやつらが一匹残らず羽化したらどんなのが出てくるのでしょう?もしかして美しいな蝶々が大量発生?・・・んなわけないか。

 

 

勘違い

2017年5月26日

今年度、妻がPTAの役員になりました。

 

「ねえ、明日仕事休みでしょ?駅まで迎えに来てくれない?PTAでサワー会っていう会合があるから。」

「サワー会?」

聞けば、その日は子供のPTAの会合で、父兄が集まってみんなでサワーを飲む会が開催されるだと。毎年の恒例行事なようですが、最近のPTAって随分と砕けてますね。どこもそんなものなのでしょうか??

 

さて、翌日。

妻はお昼近くに嬉々として出かけて行きました。昼間からサワーを飲み合うとは。しかもPTA役員が。不謹慎じゃないか?とは思いましたが、これも時代の流れなのでしょう。黙って送り出しました。

 

夕方、約束通り駅に妻を迎えに行きました。当然、いい気持ちでほろ酔いで帰ってくるのだろう思っていたら真逆。ブリブリ怒っているのです。

 

「全く失礼しちゃうじゃない!『サワー会もありますし、役員は楽しいですよ』って勧められたからPTA役員引き受けたのに。」

 

「一向にお酒が出てこないで、お茶しか出てこないから、隣の人に『サワーは飲まないんですか?』って小声で聞いたのよ。そしたら『サワー会じゃなくて茶話会(さわかい)ですよ』って笑うじゃない

 

「最初からただのお茶飲む会って知ってたら役員なんて引き受ける訳なかったのに!」

 

いや、すごい剣幕で。

でも、私的には少し安堵しました。日本のPTAが、白昼堂々とアルコール飲むとこまで自堕落していると思い込んでいたので。

 

ジョージアのCM

2017年4月11日

缶コーヒーのジョージアのテレビのCM、見られたことあるでしょうか?これまでも色んなバージョンがありましたが、今やっているやつは実に素晴らしい!  https://secure.georgia.jp/cm/otsukare15sec.html

 

公園のベンチで偶然隣り合ったスーツ姿の営業マンと作業服に身を包んだ鳶職人の男性。お互いが心の中で「営業か、いいな、楽そうで」「鳶か、いいな、ストレス無さそうで」とお互いの職業を羨みます。しかしそのあとで「やっぱ俺には無理だ」と思い直し、お互いの職を心の中でレスペクトする、という寸劇。

 

後世に残る名作だと思います。誰もが同じような経験があると思います。だからこそ、老若男女問わず全ての勤労者の琴線に響くのだと思います。

 

かくいう私も。

自分が恵まれた職業にあることは重々承知ですが、それでもこの年になっても色んな職業の「タラレバ」を妄想をしてしまいます。

 

やっぱりスーツ姿の男性には憧れます。毎朝出勤する先は、丸の内のガラス張りの超高層ビルに入る外資系の商社。電車の中でもipadを使ってメールと日経新聞をチェック。頭の中では常に複数の海を跨いだプロジェクトが進行中。いつも海外を飛び回っているお陰で飛行機のマイルが貯まりまくり。それで毎年夏季休暇には、貯まったマイルで南国のビーチに高跳び。

 

次は弁護士。医学生のころ、ジョン・グリシャムという作家の本を貪り読みました。この人はアメリカ南部在住の現役の弁護士で、作品はすべて法廷もののサスペンス。「クライアント」、「The Farm法律事務所」、「ぺリカン文書」など、映画化された作品も多くあります。法廷での勧善懲悪の戦いはスリリングそのもので、「ああ、法学部に入って司法試験を目指すべきだった」と本気で悔やみました。

 

それから、最近では池井戸潤の「下町ロケット」を読んでエンジニアに憧れました。ロケットの技術開発に命を懸ける男たち。ナノメートル単位の精度に凌ぎを削る男たち。そして中小企業の技術が大手メーカーをついに動かす。ロマンです。私もなりたかった。エンジニアに。

 

しかし、冷静に考えてみると・・・

 

もし自分がビジネスマンだったら?

過酷な就活の末につかみ取った商社マンの営業職。図体の大きさから宴会要員に見込まれ、取引先との宴席に同席するものの、実はほぼ下戸であることが判明。さらにプライドが邪魔をして取引先の社長さんにおべんちゃらの一つ言えずに干される。時を待たずして寂れた雪深い地方都市へ飛ばされ、気がつけばスーツの上から長靴を履いて雪かきが毎日の朝の日課。「いや~こんな僻地でも住めば都でさ、空気がおいしんだよね。」が口癖。でも、ただの負け惜しみにしか聞こえない。

 

じゃあ私が弁護士になってたら?

回ってくるのは、サラ金の過払い金や離婚訴訟の案件ばかり。「おれはこんなちっぽけな仕事するために弁護士になったんじゃない。いつかでっかい巨悪を暴いてやる!」が口癖。しかしそんなケースには関わることすらできず、次第に「悪いには自分ではなくて社会体制なのだ」と思い込んでやさ暮れるばかり。そしてそんな社会体制にいつか一矢報いてやろうと、国政選挙が終わるたびに「一票の格差」の違法訴訟を起こしては一瞬だけ左がかったメディアに注目されてうさを晴らすのが唯一の楽しみ。

 

じゃあエンジニアになっていたら?

来る日も来る日もトラック用のネジの研磨。「おれはネジ磨くためにエンジニアになったんじゃない。いつかあっと驚くロケットエンジン開発してやる」が口癖。しかし日々の業務を適当にやっているために欠陥品を世に出してしまい、数年後にそのネジを使用していた車種に原因不明の事故が頻発。当然会社にはいられなくなり、依願退職。その後は生活保護を受給しながらパチンコ屋と競馬で一攫千金を狙う日々。

 

やっぱり、何やっても駄目だな・・・俺は。

それで私は今日も、あのCMの最後のセリフを、街ですれ違うすべての人々に語りかけるのです。心の中で。

 

「あんた、偉いな。誰だが知らねーけど」

防げ!振り込め詐欺!

2017年2月08日

いわゆる高齢者を狙った「振り込み詐欺」。先日、ニュースで昨年28年の被害総額が約400億円だったという報道を見ました。ちょっと調べてみたら、藤沢市の年間の税収が大体800億円だそうです。そうすると電話の遠隔操作だけで、藤沢市の年間税収の半分相当額が詐欺グループに渡っている計算になります。にわかには信じがたいことだと思います。日本が世界に誇れる最たるものは「道徳心」だと思います。お年寄りの良心につけ込んだ手段は卑劣としか言いようがありません。

 

でも、なんでそんなにだまされてしまうのでしょうか?

連日、テレビの情報番組やニュースでは「いかにだまされないか」についての「専門家」の啓蒙であふれているのに。

 

先日、外来に来られた年配の患者様との雑談の中のお話です。

「先生、私は息子が二人いるんですが、就職してからというもの、全然帰ってこないんですよ。電話しても『忙しい、忙しい』って言うばっかりで。」

「あー、そうですか。でも遠くにいると帰省しようとしても、中々帰って来れないんじゃないですか?」

「まー!先生、それが聞いて下さいよ。長男は都内、次男に至っては横浜にいるんですよ。大した距離じゃないはずですよ。」

「いや、距離の問題じゃないんだと思いますよ。ほら、残業で夜中まで仕事が終わらないとか。」

「まー!先生、きょうび無理に残業なんかさせたらすぐにブラック企業って言われてしまう世の中ですよ?ほら、なんていうんですか?『炎上』とかいうんでしょ?昔みたいにがむしゃらに働く若者なんていないんですよ。全然分かってませんね。忙しいなんて言い訳なんてすよ!」

 

私は、「うーん、自分の事を言われているようだな・・今日、実家に電話してみるか・・。何ヶ月ぶりだろう・・・でも面倒くさいな~」なんて事を考えながら適当に相づちを打っていました。

 

「そういえば、先生、振り込み詐欺ってあるでしょ?あのね、我が家にも電話かかってくるんですよ。」

「え!そうなんですか?ホントにあるんですか?」

ニュースではお馴染みでも、どこか他人事だった私は素直に驚いてしまいました。

「そうですよ!もう、しょっちゅうですよ。先生のご実家にも多分かかって来てると思いますよ。」

「え?ホントに?実際どんな感じなんですか?」

「色々ですよ。『会社のお金使い込んだから工面してほしい』とか、『自動車事故起こして示談金が必要だから用立てて欲しい』とか。あ、この前は、『会社の上司の奥さんを妊娠させてしまって大変な事になってるから、今すぐ500万円必要だ』って。韓流ドラマじゃないんだし。笑っちゃいますよね!先生のご実家は大丈夫ですか?」

「さあ、そんな電話かかってきたなんて聞いたことありませんけど・・・(本当は連絡取ってないだけ)。」

 

他愛の無い外来の一コマ。

楽しい会話のキャッチボールをずっとしていたい所ですが、外来診療は常に時間との戦いです。そろそろ切り上げなくては。

「いや、でも本当に迷惑ですよね。気をつけて下さいね。それじゃあ、またいつもと同じ薬出しておきましたからね。」

その時、この患者様は少し寂しそうに笑いながらこう仰ったのです。

「いや、先生。意外と迷惑でも無いんですよ。ちーっとも連絡してこない親不孝な息子に比べれば、まめに電話してきてくれる詐欺グループの方が、まだ良いと思っちゃうんですよね。それがたとえ詐欺の話だと分かっててもね・・・。会話するだけでなんかこう、張り合いになるんですよね。」

 

全身に電撃が走ったような気がしました。これだ。これなんだ。こんな所に真実を突くヒントが隠れていたとは。

 

振り込み詐欺をどうしたら防げるか。「ATMに行けと言われたら怪しいと思え」とかそんな方法論、くだらない。悪いのは、騙される高齢者じゃなくて、連絡取らない私達の世代なのです。お正月にしか会わなければそりゃ、声も忘れるわな。

 

「皆さん、実家にはこまめに連絡して、こまめに顔出しましょう!」

 

王様だ~れ?

2016年12月05日

救急車に乗った経験がある人ってどれくらいの割合いるものなのでしょうか?

 

私の救急車乗車初体験は中学2年生でした。日曜日の朝早く、部活動でサッカーのゴールを移動させている際、尻もちをついた拍子に手首をひねって骨折をしてしまったのです。もだえ苦しむ私の姿を見て、顧問の先生が119番をしてくれました。救急車ってすごく揺れるのですね。驚きました。振動のたびに手首に激痛が走って脳天に響くのです。これには心底閉口しました。

 

その後、医療の現場で仕事をするようになって、救急車に乗った回数は、もう数えきれません。勿論、運ばれる方の患者としてではなく、病院から病院へと患者さんを移送する際の同乗としてです。大体は「母体搬送」と言って、予定日よりも随分前に破水などしてしまった場合に、早産児の管理ができる大きな病院に妊婦さんを送り届けるのです。

 

往路は良いのです。

サイレン響かせて、信号も完全無視。高速道路を使う場合など、「そこのけそこのけ」でさっそうと駆け抜けてくれるので、びっくりするような短時間で搬送先の病院に到着します。

 

問題は復路です。

救急車はサイレンが鳴っていないと超安全運転。当たり前ですが。時間がかかるので、必ずと言っていいほど車酔いするのです。だから、帰りの道中は殆ど恐怖です。なにしろ救急車の後部は窓が殆ど無いので、外の景色が見れない。それでゆったり運転、且つ結構な振動なので、必ず車酔いしてしまい、その後病院に戻っても頭痛やら嘔気やらで殆ど仕事になりません。何とかならないものかと思います。余りにひどい場合には、救急隊の人にお願いして、助手席に乗せてもらって、なるべく遠くの景色を見つつ凌ぐ、なんていう遠足のひ弱な小学生みたいなことをしたこともあります。(そういえば、かつてお世話になった先輩の女医さんは、自分が妊娠中でつわりがひどい時期に同乗した際、帰りの車内で嘔吐してしまって、救急車を汚しまくったという伝説を作っていました。)

 

さて、先日久しぶりに救急車に同乗しました。

国道に入った所で、ちょっと違和感を覚えました。

小窓から少しだけ前方が見えるのですが、そこから見ていると、前方の一般車両が中々道を譲ろうとしてくれないのです。トラックも、軽も、タクシーも、すべからく救急車に後ろに付かれて初めて脇に逸れてくれる、といった感じなのです。だから救急車も下手にスピードを出せずに加速と減速を繰り返しながら、随分とのろのろ運転です。こっちは病人を乗せている訳ですから、大変もどかしく感じてしまいました。

 

昔はこうじゃ無かったような気がするのです。救急車のサイレンが後ろから聞こえれば、どの車も瞬時に路肩に一列縦隊で整列して停車してくれていたように思います。一体これはどういう事でしょう。考えられる原因を私なりに幾つか考察してみました。

 

    昨今の救急車の出動頻度の急増に伴って、サイレンの音を聞く事が余りに日常化してしまい、ドライバーの間に、「緊急事態なのだろうから道を譲らなければ」という感覚がマヒしてしまった。

    世の中のテンポがどんどんスピードアップしてしまって、人々が時間に追われているので、道を譲りたくても、自分たちも救急車と同じ位に急いでいるので、その余裕すら無くなった。

    戦後の経済最優先の風潮や、いわゆる平成の「ゆとり授業」の導入によって、道徳教育が破たんしてしまい、その結果、日本人全体のモラルが低下してしまい、「公共の道徳」という感覚が無くなってしまった。

 

さて、皆さんはどう思いますか?

 

後日、この事を妻に話した時の事です。

「あなたが『どいてくれるのが当然』っていう感覚になってるだけでしょ?要するに王様なんだよね~。」

ですと。

 

うーん、そうすると変わったのは日本の社会じゃなくて、自分の方なのか?

 

そういえば、私が骨折をした時に運び込まれた病院で、出てきた整形外科(と思われる)の先生。寝起きの顔で、ぼさぼさの頭で、便サンをつっかけて出てきて、物凄く怖かった。「まっーたく、今の若い子は、こんなことで骨折して、ほんとひ弱だな・・・。」「これから整復するけど、痛くても泣くんじゃないぞ!」とか・・。怖かった・・。

 

王様といえば、あのお医者さまこそ、王様でした。

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